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縫製こぼれ話 3
~えっ、アセテート・レーヨン・キュプラは天然繊維なの!?~

2017年12月27日  縫製工場 発

そうなのです。アセテート・レーヨン・キュプラは原材料が天然繊維から出来ています。
繊維の種類には大きく分けて3つあります。

  1. 綿、麻、獣毛などの本当の意味での「天然繊維」
  2. ポリエステル、ナイロンなどの石油等から作られた「化学合成繊維」
  3. 天然素材に様々な方法で手を加えて出来る「半合成繊維・再生繊維」

があります。
アセテート・レーヨン・キュプラは③の「半合成繊維・再生繊維」にあたります。

それぞれの繊維についてお話させていただきます。
 
 

アセテートについて

赤い布アセテートは木材パルプから取り出したセルロースに酢酸、アセトンを加えて作り出した「半合成繊維」になります。

特徴としては絹のような風合い、シワ加工やプリーツ加工が施しやすい、見た目よりも軽いなどデザインが重要となる服飾分野で活用されています。

用途としては婦人服(特にフォーマルウェア)、カーテン、たばこのフィルターなどがあります。

レーヨンについて

青い布レーヨンは天然素材であるパルプから取り出したセルロースをアルカリ液に溶かして、再度紡糸したほぼ天然繊維で、化学合成繊維と違い土に還ることが出来る「再生繊維」です。最近では綿よりも吸湿性が高いため、その吸湿発熱を利用したヒート機能を持つ被服にも混紡されております。(詳しくはこぼれ話2を参照) また、染色性が良く、絹のような光沢を持ち、肌触りも良いことから被服の裏地など多岐に渡り使われております。欠点としては、水に浸すと縮み、濡れると強度が落ちる、まるで紙に近い特徴もあります。

以前は国内でも多くの紡績メーカーが生産しておりましたが、ポリエステルなどの代替え素材の拡大により、今ではほんの数社が生産するのみとなってしまいました。

キュプラについて

綿花キュプラは綿花の種子の周りにある短繊維コットンリンターから取り出したセルロースを薬品再生した繊維です。特徴はレーヨンとほぼ同じですが、水に対する欠点は幾分か改善されております。

キュプラは世界でも「ベンベルグ」の商標で旭化成1社のみが生産をしております。



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