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「第15回テレワーク推進賞」 表彰式レポート! ~障害者テレワークの期待と課題~

2015年04月15日  事業所全体 発

第15回テレワーク推進賞表彰式のひな壇
第15回テレワーク推進賞表彰式のひな壇

このWebサイト等でもご案内のとおり、東京都葛飾福祉工場は、「第15回テレワーク推進賞」(主催:一般社団法人日本テレワーク協会)において、奨励賞を受賞いたしました。先日、その表彰式典が開催され、事業所を代表して出席しました。

早めに到着したにも関わらず、会場はすでに多くの参加者で賑やかな雰囲気に。受賞企業・団体の顔ぶれも、日本マイクロソフト・富士通・日産自動車・カルビーなどそうそうたるもの。そんな中で、私たちが受賞者として加わっていることはとても有意義で画期的なことと思います。この受賞、障害者にとってこの先のテレワークがどういったものになるかということを示す、大きな一歩になったと実感しています。

表彰式での盾受け渡し
表彰式での盾受け渡し

式典後の懇親会。主催者の方がスピーチの中でこんなことをおっしゃっていたのが印象に残っています。「従来の会社組織では、勤める社員の労働時間や勤務形態を会社側が管理して指示していたが、これからは社員自身が自らの労働時間と勤務形態を決定し会社側に提示して、会社が受け入れそれによってより良い運営方法になっていくべき」と。この言葉に、私たちのこれまでの取組や思いとの重なりを感じました。

表彰式記念写真
表彰式記念写真

私たちが取り組んできたテレワークは2000年4月、在宅就労グループ「es-team(エス・チーム)」という、それまでは確立されていなかった「フリーランス(SOHO)による在宅就労」の実現をめざしてスタートしました。以来、「はたらくカタチは、ひとつじゃない」をスローガンに、Web制作やデザインなど、多くの仕事をチームワークで請けています。そして2013年1月には、行政通知により条件付きで可能となった「就労継続支援A型事業の在宅利用(=就労支援施設で在宅就労)」という仕組みをいち早く取り入れ、全国初の試みとして注目されています。現在、es-teamでは、「フリーランスとして働く人」と「就労支援施設で働く人」がメンバーとして集い、ともに同じ仕事をするという、多様な働き方の創出につながる就労スタイルを実践しています。

この試みに対する期待は大きいですが、以下のような課題もまだ残されています。

就労時間中のホームヘルパー利用について

こうして障害のある人の在宅就労の可能性が広がっていく中、課題もあります。顕在化はこれからになるでしょうが、現行の法制度では、就労時間中は基本的に介護サービスの利用ができないという、理念に反した矛盾があり、障害が重ければ重いほど問題になっています。
就労支援施設での在宅就労が可能になり、拡がりを見せれば見せるほど、現行の仕組みでは解決できない課題が浮き彫りになっていくものと思われます。重い障害のある人たちが雇用され働く意欲と能力を発揮するための制度づくりが急がれます。私たちは、今後もテレワークを推進し障害のある人の在宅就労がより良い方向へ進んでいけるように実績を積み、次回の機会には、さらに高い評価を得られるよう、一層励んでいく所存ですので、引き続きお力添えのほどよろしくお願い申しあげます。

橋沢 春一(防災営業部防災システム課 IT在宅就労推進係所属)

※テレワーク:tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語。情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。



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