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洗濯(第3回)
-アイロン掛け-

2016年02月24日  縫製工場 発

第3回はアイロン掛けについてお話いたします。

アイロンを掛ける女性みなさん家庭用アイロンの温度設定をご存知でしょうか?日本工業規格JISでの決まりがあります。お使いのアイロンの表記で低温・中温・高温とありますが低温は80~120℃(対象素材はアクリル・ポリウレタン・アセテート)、中温は140~160℃(対象素材は毛・絹・ポリエステル・キュプラ・レーヨン・ナイロン、高温は180~210℃(対象素材は綿・麻)となっております。

ただこの規格は生地の温度耐性を低温・中温・高温として当てはめたにすぎず、実用温度とは差異があります。

例えばアクリルの規格温度の100℃でアイロン掛けをするとスチーム機能が十分に機能せず、水として噴き出してしまう。また、綿の規格温度である200℃でアイロン掛けをすると、焦げの一種であるアイロン黄ばみや、Tシャツプリントの変質が生じてしまうことがあります。では素材ごとのアイロン掛けについてお話します。

綿100%の場合

綿100%のアイテムとしては、肌着・Tシャツ・ネルシャツ・ジーンズ・寝具などがあります。これらにアイロン掛けをする場合は140℃~180℃でスチームを出しながらアイロン掛けをします。綿は熱に対して耐性がありますが、多少の収縮が生じる場合があります。

ポリエステルと綿の混紡の場合

この素材のシワになり難いポリエステルと吸水性・肌触りの良い綿との両方の特性を持つため、多岐にわたるアイテムに使用されています。アイロン掛けは140℃~160℃で行い、テカリに注意してください。浮かしアイロンやあて布をすると良いでしょう。

ポリエステル100%の場合

本来ポリエステル100%ですとシワにはなりにくいのですが、アイロン掛けが必要な場合は120℃~140℃で行い、テカリの発生には十分注意して下さい。また、アイロンの1か所への滞留時間は短めに。収縮する場合があります。

ウール製品の場合

ウール製品へのアイロン掛けは慎重に!スーツなどの場合は140℃のスチームアイロンで当て布をして素早く、同じ所への繰り返しアイロンを掛けることは厳禁です。テカリや収縮の原因になります。セーターなどは洗濯後に平干しをし、アイロン掛けの必要がある場合は、140℃のスチームアイロンでアイロン自体をウールから浮かした状態でアイロンを掛けると言うより、蒸気を当てる感覚で行って下さい。この場合も繰り返しアイロンは避けましょう!
ウールは極端な場合、フェルト状に収縮する素材もあります。



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