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生地の織り糸について

2016年10月27日  縫製工場 発

糸の太さ(?)について

いろんな色の糸生地の織り糸の太さを表す単位で、デニール(d)・デシテックス(dtex)・(ばん)()などの言葉を耳にすることがありますね。

実はこの表現のどれもが糸の太さを正確に表すものではないのです。これらは原糸の重量と製糸した長さの比率を表しているのです。

先ずはデニールとデシテックスについてお話いたします。デニールとデシテックスは化学繊維の糸の太さを表す単位です。1gの繊維樹脂を9000mに伸ばした糸の太さが1デニール。75gを9000mに伸ばせば75デニールとなります。デシテックスは1gを10000mに伸ばした糸の太さになります。

デニールとデシテックスは数字が大きくなるほど糸が太くなっていきます。

次は番手についてですが、この番手は繊維業界人でも理解しづらいものがあります。それは同じ番手でも繊維素材ごとに定義が異なるからです。番手には()(ばん)()綿(めん)(ばん)()(あさ)(ばん)()があります。毛番手を基に番手についてお話いたします。

毛番手は1kgの毛で1kmの糸を作った時の糸の太さが1番手(毛番手)。2kmの糸を作ったら2番手。距離が増えるごとに番手も増えます。番手は数字が大きくなるほど糸の太さはほそくなります。ここがデニールなどと異なるところですね。

綿番手は1ポンド(453g)の綿で840ヤード(768m)の糸を作ったら1番手(綿番手)。

麻番手は1ポンドの麻で300ヤード(274m)の糸を作ったら1番手(麻番手)となります。

なかなかやっかいな話ですよね。これは製糸機器や織機の違いから単位が異なったと聞いておりますが、筆者も詳しい事はわかっておりません。

(ねん)()について

紡いだ糸に()りを掛けて強度を増す「撚糸」という作業をします。この時に撚り回数によって強度と風合い等のバランスが大事になります。あまり撚り過ぎると強度は増すが強張った風合いになってしまったりします。

撚りの掛け方で(あま)(ねん)()(ちゅう)(ねん)()(きょう)(ねん)()(ごく)(きょう)(ねん)()に分かれます。甘撚糸は1mにつき500回以下の撚り、中撚糸は500~1000回、強撚糸は1000~2500回、極強撚糸は2500回以上となっております。

糸の巻き方また撚糸の方向で左巻きをZ巻き、右巻きをS巻きと表現します。これは植物の弦の巻き方でも同じ表現をします(図を参照)。

撚糸加工の方法で強撚糸した物をある程度緩めてふんわり感(カール)を出すなどの加工が撚糸では出来ます。また糸を2本以上併せて重量感を出すなどの加工方法もあります。

生地にする前の糸についてお話させていただきました。

機会があれば原糸素材についてもお話させていただきます。

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