防災・避難用品カタログ 2023
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三共毛織株式会社代表取締役ヤマヤ物産有限会社取締役社長正村策三山本修一震災時、避難所では毛布は必需品です。自分の大切な人が使用することを真剣に考慮して、毛布の選択をしていただきたいと思います。先ずは肌身に付ける寝具だから、触り心地の良い事が大事です。更に保温性が必要です。最近はアレルギーを持った人が増しています。安全性の高い寝具で有る事、特にホルマリンを抑えた商品が必要でしょう。そして今後は環境SDGsにも配慮した商品が必要になります。弊社は㈱カネカが開発した生分解する繊維を使用した毛布も同時に提案します。毛布は当然、何回も洗濯して使用します。その際に脱落した繊維はマイクロプラスチックとなって、川から海に流れ込みます。それを海にいるバクテリアが食べて生分解します。最終的には水とCO2に分解します。そうすることで次の世代に海の豊かさを今は防災について、あらゆる方面で研究されていると思うので私は私の分野「炊き出し」において以前被災地へ行って役立ったことや発見したことを書きたい。《北海道胆振東部地震 2018年9月6日 厚真町福祉会館前炊き出し場》ここは商工会が中心になって、人が集まる日頃から商工会が中心になってイベントを行っており、夏には草原焼きイベントで2万人が来る。だから慌てない。そして積極的に老いも若きも素早く動く。段ボールベットの組み立てはあっという間に組み立てた。とにかく人の動きが素早い。権利主張する人がいない。町中の仲の良さは災害時に助かる上で絶対条件である。自立は生命力だ。しかし、自助・共助・公助は相関関係が大事である。自助が出来なければ共助・公助は効果が低い。共助は住民同繋ぐ事ができます。また同時に毛布の保管場所を考慮してコンパクト性も要求されます。しかし保温性は重量と厚みが必要なので、どうしてもコンパクト性とは反対の商品になります。そこで薄手の商品を二枚使用する事を提案いたします。二枚でもかなりコンパクトを実現出来ます。また二枚合わす事で空気層ができて、かなりの保温性を持つ事ができます。体積も二枚とはいえ従来タイプ毛布の半分程度です。今は安いだけの商品を数だけ■える時代ではありません。質の高い商品をしっかり提供する事で、本当の毛布の使命を果たして欲しいと思います。現在は、百年前とは環境の変化によって人間の体も変化しています。その辺りを考慮して今後を見据えた商品作りに励みたいと思います。士がよく話し合うことなどチームワークが要求される。この町が「災害に強い町づくり人づくり」を結果的に行ってきたことが大きな功績だったと思っている。「災害に強い人づくり町づくり」を実現するには炊き出し器を備えるのが早道(1)日頃からイベントにも使うと調理の腕が上がり人と人とのつながりができる(2)食料備蓄があってもそれを調理するには炊き出し器が必需品(3)防災訓練などで人を集める場合は食があると人が集まりやすい(4)暖かさを作る器材は命にかかわるので重要(5)日頃炊き出し器を使っていれば、災害時に炊き出しは住民に任せることができる16株式会社総合サービス三共毛織株式会社ヤマヤ物産有限会社関東大震災から百年を迎え避難所生活での防災用備蓄毛布で思う事関東大震災首都直下型地震への提言

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