今月の気になる防災用品
まかないくん

まかないくん30型
今も記憶に残る東日本大震災から年の月日をむかえます。
年前の阪神淡路大震災、新潟県の中越地震、中越沖地震、石川県の能登半島地震、九州の熊本地震、そして北海道胆振東部地震と、常に被災地支援に駆けつけていたのが、大型炊き出し器「まかないくん」でした。寒い地で炊かれた、あったかいみそ汁やスープ、おにぎりは、被災地の人々の心と身体(からだ)を、いつもやさしく温めてきました。
阪神淡路大震災の神戸の避難所のボランティア活動をきっかけに誕生した「まかないくん」ですが、スタートは、スチール製(鉄製)のかまどでした。でっかい釜と釜戸の「まかないくん」は、その後、さびにくいステンレス鋼素材の釜戸に衣替えをしました。「まかないくん85型」に、30型、50型が加わり、現在の大型炊き出し器まかないくんシリーズとなっています。
まかないくん誕生から年になりますが、被災地支援ボランティアの初心を忘れず、原点に立ち返る思いを込めて、今月の気になる防災用品に「まかないくん」を紹介いたします。