創業年、障害者雇用のパイオニア
社会福祉法人東京コロニー 東京都葛飾福祉工場

お知らせ

立石工場30年

2015年01月23日 封筒工場

皆さんこんにちは。初めまして。
昭和60年に立石工場が建設され、今年で30年になります。
その立石工場では、封筒の製造をしています。
封筒の製造というのは、用紙をくりぬいて封筒に仕立てることを事業としています。

製袋(せいたい)業と言われる業種になり封筒に印刷をするのだからといって、私たちは印刷業ではありません。封筒の製袋は製造業なのです。
当初は、技術的な面で同業他社には当然及ばず、研修として同業他社に指導をして貰った事実もあるようです。

再生紙を使った封筒は、今では当たり前ですが、その製品は、実は私たちの工場から生まれました。

封筒の用紙は製紙会社が抄造(しょうぞう※)します。そこに、用紙の販売店と製紙会社と私たちの事業所が一体となって再生100%のクラフト紙、再生70%のケント紙を生み出し、それを封筒に仕立てて世に送り出した事実もあります。
そのクラフト紙を使っての製袋は、用紙の平滑度が均一ではなく、さんざん苦労したと聞いています。その販売先は先進的な感覚をもった、民間会社や政府機関、官公庁だったとも聞いています。
弊社のその再生紙を用いた製品がその後の社会の流れを変えたのは事実だと思います(現在はグリーン購入法に準じた用紙にて製造しています)。

工場の様子機械設備も時代の状況を反映して導入したり、機械を使いやすいように整えたりと一般的な封筒製造メーカー並みになっています。
なので、製袋機を扱うには熟練と技術が必要となります。その熟練技と技術が一体になって生み出されるのが弊社の封筒であります。

その封筒1枚1枚には使命があり、私たちには知らないところでさまざまな情報伝達のツールとして使われているようです。
合格通知や採用通知にも使われることもあろうかと思います。
そんなお役にたっているのかと、お客様との会話のなかで思うこともあります。

東京の葛飾区に於いて、封筒の製造を開始して30年の東京都葛飾福祉工場 生産事業部(当初は立石事業部)。
その封筒に窓があろうが、口糊がついていようが、どんな印刷があろうが対応出来ます。30年のキャリアを活かして、今後も使命をもった封筒の製造に精進してまいります。
御社の封筒、私たちの工場で製造してみませんか。誠意をもって対応いたします。
封筒たち

※抄造(しょうぞう) 紙の原料をすいて紙を製造すること。

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