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社会福祉法人東京コロニー 東京都葛飾福祉工場

お知らせ

縫製こぼれ話6
~ワイシャツの黄ばみ~

2021年05月06日 縫製工場

これからの季節は家庭で衣替えをそろそろはじめる頃ですね。半年前に仕舞い込んだ白のワイシャツが何となく黄ばんでいるなんてことはありませんか。この黄ばみの正体は人の汗や皮膚から出た「皮脂」。つまりは油とタンパク質が繊維の奥まで浸み込み、通常の洗濯ではとり切れずに酸化という半年間の熟成を経て出現したもの。黄ばみを防ぐには衣替えの時に皮脂をよく取り除いてから仕舞うのが重要。

ではネットなどにも載っている正しい皮脂の落とし方の一例をご紹介いたします。

洗われるワイシャツ(用意するもの)

  • 酸素系漂白剤(柄物用)
  • 重曹
  • タライ

タライに40度のぬるま湯を張り、酸素系漂白剤を所定の量を溶かしワイシャツを浸します。衿やカフスなどの皮脂が付き易いところは、スポンジなどで軽く擦っておきます。30分ほど浸け置きますが、15分を経過したところで酸素系漂白剤と同量の重曹を投入し、かき混ぜます。重曹が繊維の奥の皮脂を浮き上がらせるのを残り15分を待ちます。15分が経過したらワイシャツをよくすすぎ、通常の洗濯をすれば黄ばみの予防になります。

筆者は冠婚葬祭などで使ったワイシャツをこの方法で洗濯していますが、黄ばみは抑えられています。

この方法で間違ってはいけないことは、塩素系漂白剤は使用しないこと。必ず酸素系漂白剤を使用してください。

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