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社会福祉法人東京コロニー 東京都葛飾福祉工場

お知らせ

縫製こぼれ話8
~飲食店でシミを付けてしまったら:どうする!?~

2022年08月03日 縫製工場

服が汚れて困っている人昨今暑い日が続く中カッターシャツで飲食店へ行って、食事の途中でカッターシャツに食べ物のシミがあったりしますよね。さあ、どうしましょう?

これから赤ワインのシミ落としを例にお話しますね。
赤ワインの色素の成分であるアントシアニンは短時間で酸化による色素定着がしやすいので、色素を早く薄める、もしくは除去することが大事です。
そこで登場するのが中性の代表格のコップの水。水をティッシュやおしぼりに含ませ、シミにトントンと叩き、これを何度か繰り返し色素を除去しましょう。
ここで注意するのが「お冷」に使われるレモンウォーター。レモンウォーターは酸性なので一気に色素定着が進んでしまいます。
まだ色素が残る場合はテーブルにある塩をシミのある所に振り掛け、またトントンと叩きます。塩の吸着作用で多少は色素の除去が進みます。また炭酸水をかけても色素除去ができます。

 

アライグマの洗濯屋さん飲食店内での処理はここまで。あとはご自宅で、酸素系漂白剤や重曹を用いて洗うか、クリーニング店で相談をしてみてください。

筆者は先般、出先でTシャツにチョコレートアイスをこぼし、たっぷりの水でトントンとしたらほとんど目立たなくなり、家で普通の洗濯で完璧に落ちました。パスタソースなどの油性のシミには、塩の代わりに、中性洗剤を使うのもお勧めです。

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