お知らせ
防災展2016に出展しました。
2016年04月11日
多摩営業所 田中智紀
新宿西口広場にて行われました、東京都が主催の「防災展2016」に東京都葛飾福祉工場のブースにて出展いたしました。東日本大震災より5年となる3月11日(金)~13日(日)の三日間で、多くの皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
会場では様々な団体によるブースが出展されており、災害が発生した時の知識や東京都の対応、都民に配られた冊子である「東京防災」の役に立つ詳しい内容などがわかりやすく展示されていました。また参加イベントとしてスタンプラリーが開催されており、各ブースを回ってスタンプを集めると、もれなく防災用品が貰えるという企画も実施されていました。
東京都葛飾福祉工場のブースでは取扱いしている商品として防災セットや簡易トイレの展示を実施いたしました。スタンプラリーではクイズを出題させていただき、ご回答いただいた方にスタンプを押させていただいていました。クイズとは以下のような問題です。
「30年以内に首都直下型地震が発生する確率は何%でしょう?」
①20% ②50% ③70%
皆さんはわかりますか?正解は後程。
会場には東北の物産展と観光PRのブースもありました。
また、セミナーのスペースも設けられており、防災についての役に立つ知識を東京消防庁の専門家の方による講義という形で聞くことができ、充実したイベントとなっていました。
別会場である工学院大学新宿キャンパスでは、講演・セミナーとして様々な講師の方々の貴重なお話を聞くことができました。東日本大震災の被災体験や、東京防災隣組に認定された自治会の方による自治会の取り組みなど、災害に対する備えを考えている方々には大変参考になったのではないでしょうか。私が今回とても感じたことは、公助には限界があるということです。今までのような、災害が起きた時には自助・共助・公助で乗り切ろうという考え方が少しずつ変わってきており、公助には限界があり地域住民の取り組みによる自助・共助なしには発災後3日間を乗り切ることは難しいということです。
このことは東京消防庁の方や、被災をされた一般社団法人防災プロジェクトの方も指摘されていました。まずは自分自身の安全を確保し、その後に周りに助けを必要としている方々のお手伝いをする。そして被害の状況をできるだけ正確に認識し共有することで多くの被災者を助けることができるという考え方が、とても参考になりました。
今年は東日本大震災から5年が経過するという節目の年であり、また震災後に購入した備蓄食料などが賞味期限を迎え始める年でもあります。ご家庭に備蓄されている防災用品の見直し、そして地域の防災活動に関する取り組みの見直しをご検討されても良いと思いますので、「今やろう、減災への備え」に取り組んでみてはいかがでしょうか。
防災クイズの答えは、③70%でした。(地震調査研究推進本部地震調査委員会発表による)